治りが遅い事にも意味がある

直伝靈氣師範のながよしです。

今年に入ってからばあちゃんの筋力が低下して、一度寝っ転がると、自力では起き上がる事ができなくなっておりました。

私が起き上がらせないとずーっと寝転がっているのです。

とは言っても私の手を借りて起き上がる事はできるので、介護用の立ち上がり補助器具をレンタルしてなるだけ自力でも立ち上がれるように促しておりました。

ベットも勧められたけど、なにかと負荷のかかる布団寝の方が筋力を使うので、しばらくはこのままで頑張ってます。

ところが一、二ヶ月前から私の手首が痛くなり、靈氣ですぐに治らないもんだから、なるだけ手首に負担をかけないように、ばあちゃんを起すようになりました。

それが功を奏したのか、やがて私の掛け声だけで、起き上がってくれるようになったのです。

起き上がり方も初めは、手をついてゆっくり起き上がっていたのだけど、最近は腹筋を使って手を使わずに起き上がる事もできるようになりました。

起き上がる事はできたものの立ち上がるのは一苦労。それでも上手く補助具に手をかけて自力で立ち上がれるようにもなりました。

そして数日前から、頻繁に部屋からリビングに来たり、トイレに行ったりしているので、どんな風に立ち上がっているのかと様子をみに行ったら、補助具なしで自分の膝に手を置いて、よっこいしょっていって立ち上がっておりました。

年寄りが一度寝たきりになってしまうと、もう自力で起き上がれるようにはならないものだと、思いこんでおりました。

自分の手首を痛めるまでは。

自分を犠牲にする癖が昔のままだったら、きっと私の手首は悪化の一途を辿り、ばあちゃんは自力で起き上がる事も立ち上がる事もできずに寝たきりになってしまっていたかもしれません。

でも、「靈氣で治らないこの痛みにはきっと何かの意味があるはず」と思って、自分を守る行動を選んでみたら、道は開けたんですよね。

ばあちゃんは、筋力をつけ自力で動けるようになり、私の手首の痛みもすっかり消えていきました。

普段から靈氣を凄く信頼しているので、「治りが遅い時こそ」大きな事を教えてくれているんじゃないかと思ってます!

靈氣をしているにもかかわらず、「苦痛が癒えないその時間」どう過ごすか、どう選択するか、どう受け止めるかで道が開ける事も閉ざされる事もあるのだと思います。

改善を早めてくれるだけが靈氣の恩恵ではありません。

その事が理解できるようになると、靈氣の恩恵はもっともっと大きなものとなっていくのでしょうね💛

ということで本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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