直伝靈氣師範のながよしです。
先日あるお客様からお電話が。
周りの人が羨ましく、どんどん憎いという気持ちが湧いてきて自分の気持ちをコントロールできないと・・・。
こんな自分じゃいけませんか?
って聞かれました。
いけないかどうかというより、真っ黒な自分を誰かにさらけだすことのできる勇気!本当彼女は偉いなって思いました。
いけないかどうかは彼女が一番分かっていること。
どうしたらいいかっていう答えも本人が一番分かっていることなんですよね。
それでも
知っていてもできない事があるから、人は磨かれていくんだと思います。
時間をかけて少しずつ彼女も磨かれていく事でしょう💛
『欲しくてたまらないモノがあるのに、努力しても手に入らない。それなのに、努力もせずにそれを簡単に手に入れられる人もいる。私の気持ちなんて、持っている人にはどうせ分かりっこない!本当世の中は不公平。皆が嫌い大嫌い!』
こんな感情・・・彼女だけはなく私にも身に覚えがあったりしました。(^^;)
程度はいろいろだと思いますが、きっとどんな人の心の中にもそう言った感情があったりするのかもしれません。
人はみんな、生まれてくる前に、それぞれ平等に自由に自分の人生のシナリオを描いてもいい事になっているらしいのです。
生まれてしまうと忘れてしまうけど、どんな人も自分が選んだ筋書きに沿って歩いているはずなんです。
途中に、他人の人生が羨ましく見えてしまうこともあるのだろうけど、途中からその人の人生と入れ替わることはできないんです。
たとえ途中で入れ替わる事ができたとしても、他人が一から十まで決めてきた細かい計画を自分がやらなければいけないのです。
羨ましいと常日頃感じていた隣町のお金持ち、金塊太郎さんに入れ替わっても本当に幸せになれるでしょうか?
入れ替わってから手に入るものも沢山あるでしょうが、入れ替わる前にあった世界は何一つ持っていくことはできないんですよね。
愛犬のメリーちゃんも、ダジャレ好きのじいちゃんも、料理の上手いばあちゃんも、勉強はできないがユーモアたっぷりの長男、一郎も、わんぱく坊主だけど人情に熱い次男、次郎も、自分にそっくりの顔した三男、三郎も、苦楽を共に愛し合った妻も、年季の入ったお気に入りの枕も、自分の選んだものが、ある日突然もう自分とは無関係な世界のものになってしまうのです。
この物語、参考にしたのは、昔見た洋画!(名前がどうしても分からない)
会社の社長と人生が入れ替わってしまい、欲しいモノをすべて手に入れた男の物語。
すべて欲しいモノは手に入ったけど、決して手に入らないものがある。
その価値の大きさに気付けなかった入れ替わる前の世界がそれでした。
他人の人生の良いと思えている部分は、所詮、ほんの一部にすぎなくて、良い事の大部分は自分の選んできた人生の中に溢れているんですよね。
私が人の人生が羨ましいと思った時に必ず頭に思い浮かぶ物語です。
いつか彼女が自分の書いた筋書きを愛おしく思えれる日がくることを陰ながら祈って、このようなブログを書かせてもらいました♪
最後までお付き合い下さりありがとうございました。
“他人が羨ましくなった時に思い出す物語” への33件の返信
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