自分を優柔不断や意志が弱い人間だと思っておられる人へ
直伝靈氣師範のながよしです。
先日、心がしんどいとのことで靈氣ヒーリングを受けていかれたお客様。
彼女は自分の弱さを悔いていらっしゃいました。
いくら強い自分を保っていても、必ず弱くなる時もあって「なんであの時あんな事言ってしまったんだろう」と弱くなった時の自分の言動で人を傷つけてしまった事を後悔し、強いままでいられない自分が情けないと嘆いていらっしゃいました。
出来る事なら、強い自分を維持することができたら、弱い自分の好き勝手にはさせないのにね💧
強い意志やポジティブな思考を持っておられる人ほど、自分の意思の弱さも痛感しておられるんじゃないでしょうかね。
あれだけ前向きな考えが舞い降りて頑張ろうと思っていたのに、次の日には後ろ向きに逆戻り!なんてこともありますよね。
そんな優柔不断な自分に嫌気がさしてしまう人もいるでしょう。
でも私はこう思うのですよね。
自分の中には、「優柔不断な自分」が一人存在しているのではなく、「強い自分」と「弱い自分」の二人が共存しているのだとね。
強い意志を持ったポジティブな自分は、いつも、いつまでも強いままだし
ネガティブ思考の弱い自分は、いつも、いつまでも弱いまま
それぞれ別の役割として自分の中に共存しているのに、それを一体者と考えてしまうから、優柔不断だとか意志が弱い人間だって捉えてしまうのだと思います。
消し去りたいと頑張っても、消すことができないのは、強い自分も弱い自分もどちらも欠けてはいけない存在だからです。
弱い自分が、しでかした「バカな事」を回収できるのは強い自分だけ。
それが強い自分の役割です。
そうやって強い自分を大きく成長させてくれるのが弱い自分の役割です。
反対に強い自分が決して選択する勇気のない「バカな事」を選択できるのは弱い自分だけなんですよ。凄いと思いませんか?(笑)
上手く両方を活かすには、バランスが大事です。
弱い自分が現れてきたら否定せずに好き勝手にやらせてあげれば、弱い自分の主張は速やかにおさまってくれるのです。
逆に背伸びしたり隠したりすると、弱い自分のまま回収しようと頑張ってしまい、それが出来ない事でさらに弱い自分は大きくなり、強い自分はここぞって時の活躍の場を失って成長することもできません。
だから自然に湧いた感情に従っていればいいんです。
物事には肯定的な理由が必ずあるはずです。
強い自分のままでいられないのも、弱い自分が時々「バカな事」しでかすのも、きっと自分にとって良い事なんだと思います。
そう捉えてみると、どんな自分も責める事はなくなりますね。
ということで本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。