決められた寿命の中で靈氣にできること
直伝靈氣師範のながよしです。
今年もわずかになりましたね。一年最後のリセットにと連日お客様がご来店(#^^#)大変光栄です。ですのでご予約があれば31日まで営業致しますね💛
さて昨日お越しの靈氣療法士でもあるお客様から質問を頂きました。
靈氣は楽にしてくれるものだと思うのですが、例えば危篤状態で苦しんでいる人に靈氣をすると「楽になれるよう」死期が早まる事もありうるのでしょうか?
という内容でした。
なるほど良い質問です。奥深いですね。
靈氣によって人の寿命が変わる事は絶対にありませんからご安心下さいね。
人には生まれる前から決められた寿命がそれぞれあり、そこを操作することは靈氣であってもできないのです。
だから長くもならないし短くもなりません。
もし余命半年の方が靈氣と出逢ったお蔭で20年生き延びたのだとしたら、「途中で靈氣に出逢って20年生き延びる」という本人が決めた決まりがあったからです。
ようは、施術者は、人の決めてきた寿命に対して何の影響も与えることはできないようになっているので、気にせずに思いっきり靈氣してあげたいときはしてあげ、したくないときはスルーしていればいいって事です(^^)v
質問者さんは、今危篤状態になってしまったおじい様に靈氣をしてあげておられます。
すると苦しがっているおじい様がその時はとても楽そうな表情になっていかれるので、病気が治る事はなくてもそれだけで心が救われているのだそうですよ。
しかしふと、もしかすると「楽」を促してくれるということは、このまま苦しみから解放されるよう死期が早まってしまうのではないかと心配になってしまったのだそうです。
そんな心配をしてしまうなんて、きっと本当におじい様の顔が安らいだ表情になられたのでしょうね。
こんな状況の中で、患者さんが穏やかな表情になられると、つい胸騒ぎしちゃいますもんね。(私も父の時そう感じてました)
確かに靈氣はしんどい症状から私達を楽にしてくれる優れものです。
おじい様がこんな状況にもかかわらず穏やかな表情をさせてくれるのですからやっぱり靈氣って凄い!
しかしそれは、その与えられた寿命内の範囲でのこと。
最後まで生ききるために、少しでも「楽」を与えようとしてくれるのが靈氣です。
生まれ落ちて肉体をまとった時点で私達は、肉体を持っていなかったころには感じる事のなかった、あらゆる苦痛に遭遇していく事になります。
それは命が尽きるまで続くのですからそれはもう大変な事ですね。
だからある意味肉体を脱ぎ捨てた時が一番「楽」を感じる瞬間なのだと思います。
しかし亡くなって「楽」なる事と生きている間に「楽」になる事は全然次元が違うのです。
本来であれば苦痛を伴う事なく生きていられた肉体のない世界で、わざわざ苦痛を感じるこの世にやってきたのは、その苦痛を通していかに上手く「楽」に生きられるかという事を学ぶためだと私は思っています。
その学びは生きている限り、最後の一秒が過ぎるまで終わらないと思うのです。
だとしたら、それは残り後一秒だとしても、ショートカットしてはいけないんです。
最後の一秒まで学びきるために、決められた寿命の範囲内で私達に力を貸してくれるのが「靈氣」なのだと、そう捉えて下さると、より靈氣の素晴らしさを理解して頂けると思ってます。
傍からみて、一時にしか見えないかもしれませんがおじい様がこうして「楽」を感じている時間は、本人の意識の中では、私達が感じているよりはるかに長い時間が流れているのです。
その時間を一生涯の事を振り返り復習する時間にあてて追い込みをかけて学びんでおられるのだと私は想像していますしそれを真剣に信じています。
靈氣のできる方は、そのような想像に思いを馳せて、去り行く人に靈氣をして頂ければと思っています。
もちろん出来る限りでいいですからね。
ということで本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。