愚痴を聞いてもらってるのに癒されない・・・どうしたらいい?
直伝靈氣師範のながよしです。
先日お客様が、自分が抱えておられるある悩みについて話して下さいました。
その悩みとは、人に愚痴話しを聞いてもらっても癒された事がない。全部吐き出してもすっきりした事がない。むしろ話せば話すだけ傷を負ってしまう状況に陥ってしまう。
何が原因なのか、自分はどうすればそんな状況にならなくて済むのだろうかと、考えても考えても答えが出ずに、その結果体も動けなくなるほど辛くなってしまわれるのだと。
それで彼女なりに考えられ
どんな事にも傷つかないように強い心を作ること
自分が本当に言いたい事をしっかり言えるようになること
それを克服するために靈氣の悪癖治療を試みようとしているとおっしゃってました。
私の場合は愚痴るだけ愚痴っちゃうとスッキリするし癒されもするし、そのことで人から傷付けられることもないので、なぜ彼女がそんな風に陥ってしまうのか、もっと状況を知りたくなりました。
そこでもう少し彼女に色々お聞きすると、愚痴の大半は自分ディスりの内容で自分を責めたりダメ出ししたり自分自身を傷つけるような言葉ばかりを発して、その愚痴を鵜呑みにして聞いた人が、アドバイスという形に変えて今度は相談相手の人の言葉でダメ出しされてしまうというのがいつものパターンなのだということが分かりました。
なるほど・・・
前半は自分自身で、後半は相手から、自分の悪口を言われ続けられるわけですからそれは傷付かないほうがおかしいのです。
その傷にも耐えられるような強い心を作ろうとしている彼女・・・
私との違いが明らかになりました。
私は決して強い心など持っていないけど、彼女のように傷つくことがないのは、はじめから傷をつかないように心をガードしているからです。
恐らく自分自身と家族以外には、本当に丸裸の心を見せることはないと思います(^^;)
職場で働いてた時も職場の顔、ママ友の時の顔、気心知れた友達との顔、それぞれに適した顔を持ってましたし、それぞれに適した愚痴を言い合い、それぞれの距離を保った上で相談に乗ってもらっていましたから、傷をつけられることがなかったんです。
けれど彼女は私よりずーっと純粋だったので、それゆえ誰にでも自分の心を隠さずに素直に相談に乗ってもらっていたのだと思います。
しかし、言葉というものは、言われた相手によって傷もつくし、癒しにもなると思うのです。
どんなにキツイ言葉で返ってきたとしてもそこに愛を感じる相手の言葉(肉親とか家族とか)に傷つく事は少ないと思いますが、逆に自分の事をあまり知らない人からだと、めちゃくちゃ傷つきますしね。
愚痴を言う相手を間違ってしまうと、癒しどころか大きなダメージを負ってしまうこともあるでしょう。
それじゃ、いくら自分の言いたい事をしっかり言えるような人間になれたって、元も子もありません。
愚痴話しの良いところは、愚痴をすべて出し切った後に出てくる言葉が自分にとって一番為になる言葉になるからです!
相手を間違えると、なんでそんな愚痴聞かされなければいけないの?と最後まで聞いてもらえなかったり、さっさとアドバイスされてしまい、自分にとって一番為になるはずの良い言葉を自分で語らせてもらえなくなってしまいます。
それに適した相手がいないなら、自分自身に聞いてもらうのが一番手っ取り早いのかもしれません。(私はやっぱり自分と会話します)
紙などに書いて、いっぱい気の済むまで愚痴って自分をダメ出ししまくってもうこれ以上自分をディスる言葉が思いつかないくらいディスりまくっても、途中で中断されることなんてないですからね。
そうしてすっきり掃除して初めて、本当に自分に言ってあげたい言葉が出てきてくれるんですよね。
誰の言葉でもなく、自分自身の中から出来てきた自分を応援する言葉に私はどれだけ力をもらえたかしれませんでしたよ(#^.^#)
自分を偽らずに生きるとは、人前でも包み隠さず自分を出すという意味ではありません。
「自分自身」にさえ偽らずに生きていれば、それだけで十分素晴らしい人生になっていけれるんです!
そう簡単にいかないかもしれませんが、これを足掛かりにして、辛いループから抜け出してもらえたら嬉しいなって思いました(^^♪
ということで本日も最後までお付き合い下さりありがとうございました。