過去に囚われている?いない?

直伝靈氣師範のながよしです。

あるお客様のお悩みをお聞きして、あてはまる方も多いのかなって思いましたので少し記事にしました。

彼女は、過去に起きた辛い思い出が今だにふとした瞬間に蘇ってしまい、一生それを繰り返すのかという不安と、過去に囚われている自分を卑下していらしゃいました。

辛い生い立ちを持った私は毎日のようにチクっと心が痛むけど、愛情をもって育てられた主人はきっとそれで苦しんだ事はないでしょう。

他の人達もみんなそんなことで苦しんでいないはず。

きっと私だけ。

そんな自分が何やっても上手くいきっこない。

だって私はとても辛い過去を持ってしまったのだから。

過去は今更変えられない。

 

彼女がどれほど愛情に飢えた幼少期だったかという事は、愛情を感じて育った私には計り知れないですし、本当の意味で分かってあげることはできないでしょう。

でも共通点はあると思っています。

それは

一度ついた心の傷はどんなに月日が経ったとしても決して消えるものではない事

それができる人間なんてこの世にはいませんよ。

ご主人様は、生い立ちを思い出して心を痛めることがないかもしれないけど、過去に傷ついた出来事をふとした瞬間に思い出してはチクっとする事はきっとあるはずです。

そして私達だって、他の人がチクっとする事のない何でもない事を自分だけがチクっとしてしまうそんな当事者にしか分からない辛い思い出をきっと誰もが抱えているのだと思います。

そこに大も小もないんです。当事者にとっては辛いものは辛いんです。

そんな誰しもが持っている心の傷

その傷は消すものではなく、抱えながらその度に癒すもの

痛みを思い出しても、痛み続けなければそれで成功なんです。

彼女に尋ねてみますと、蘇ってチクっとはするけど何かしているとすぐに忘れてしまっているとのことでした。

これができる人を「過去に囚われている人」とは言いません(^^)v

痛みを消す事はできませんが、痛み続ける事を無くす事は工夫次第でできるはずですね。

痛みが出た時にいかにその痛みを癒してあげるかということが大事なのだと思います。

癒し方は十人十色!

もっぱら彼女のマイブームは胸に手を当てることだそう♪

とても安らぐそうですよ(#^^#)

ということで本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。