直伝靈氣師範のながよしです。
先日、ウケ体質で困っておられるというお客様がいらっしゃいました。
さかのぼること3カ月ほど前に、お若い時から怪我や病気が絶えずずーっと運が悪かったと言われる彼女が相談がてら靈氣ヒーリングを受けに来店されました。
元々エネルギーには敏感なため職場が病院ということもありウケてしまうことが多いとの事で
「霊的なものや邪気を、靈氣というもので取り除く事ができるのならお願いしたいのですが」
ということでした。
そうですね、靈氣をしたら、体にとって余計なものは全部勝手に抜けていきますので霊的なものであっても取り除かれます。
ただこちらからはあまり戦闘態勢で「取り除いてやるぞ」って気持ちを持っていると、取り除かれた輩はまた意地になって戻ってこようとするので、単に自分をリラックスさせるためとか癒し目的として靈氣を受ける方がいいと思います。
本来は心身共に健全なら、悪いモノは気付かないうちに勝手に抜けていくものですからね。
体調に影響がでるほど霊障のようなものをウケてしまうのは、かなり体力が弱っているからであって、丈夫になりさえすれば平気になりますよ。
彼女は靈氣との相性も良かったので、結果的にすごく軽くなったと喜んでくださいました。以来何度か通って下さるようになりました。
ずっと怪我や病気になっておられたら誰でも、「見えない何か」のせいにしたくなりますよね。
でもその思考が癖になってしまうと本当の敵が見えなくなってしまうことがあるので要注意です。
ちょうどその彼女が先日エンソフィックレイを受けていかれました。
受けようと決めたその日から体調が益々悪くなり施術当日は道も分からなくなるは体調も最悪でもうフラフラ！玄関から先が怖くて上がれないほど不安がっておられたのです。
これは私の中に入り込んだ靈的なもののせいでしょうか？
確かに彼女を弱らせておきたい「輩」の仕業もあるのかもしれませんが、それは気にするほど大きな問題ではありませんよ。
こうしてここに辿り着くことができた時点で、もう決定権は「輩」ではなく彼女側にあるんですもん。
吐き気に下痢、胸痛、胸騒ぎ、それらは全部好転反応といって、単なる浄化作用なのです。
体の中にある良くないモノが外に出ようとしているだけなのでこれは体にとって喜ばしい反応なんですよ。
そう説明させて頂くと
そうなんですね。ここまで酷いということは、結構何体も入り込んでいたということですか？
と言われました。
なるほど。
やはり彼女は今までの経験で、「体の中にある良くないモノ」イコール「外からの侵入者」と捉えるようになってしまわれたのだと気付きました。
とてもいい機会なので、ここで彼女の誤解が解けていけたらと思っています。
エンソフィックレイヒーリングによって今体から出たがっている「悪いモノ」というのは、彼女が今までずっと我慢してきた感情の数々の事です。
本当はこうしたかったのに、ああしたかったのに、悔しかったのに悲しかったのにという負の感情がなんらかの影響で外に出す事ができずにずっと封印されたまま体の中にとどまっていたものです。
それがヒーリングによって奥底からグラグラと動き出したのでしょう。
今まで霊や人の念のせいでは・・・と気をとられていた彼女でしたが、そのことをお伝えすると、はっとされ幼少期の頃からずっと我慢ばかりの人生でしたと少しずつ語って下さいました。
あの当時あのとき、怒り損ねていたこと、泣き損ねていたこと、選択できなかったこと、し忘れてしまった沢山の後悔などいろんな感情が押し込められた反動として彼女はいつも調子が悪かったのだと思います。
自分を苦しめる本当の敵は、外からではなくいつも内から攻撃してくるんですよね。
それに気付くと悪のループを断ち切ることができるようになります。
そしてもう一つ大事なのは、
内からの「敵」は攻撃しようとしているのではなく、自分自身に癒されたがっているだけなのだということを知ることです。
それが「今更どうして？」と思うくらいの幼少期の感情であっても、湧いてきたなら、ちゃんと癒してあげる必要があるんですよ(#^^#)
昨日彼女が再び来られた時は、もう霊的なものの仕業ではという事を口にしていませんでした。そして自分の素直な感情に目を向け始めておられました。
彼女に起きる悪のループはきっと終わりに向かって新たな道が出来始めている事でしょう。
彼女のこの先がとても楽しみです♡
ということで本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。
