残りの人生を謳歌させることはできなかったけど

2025年復習会&無料体験会のお知らせ

直伝靈氣師範のながよしです

今月初旬にとても悲しいお知らせがはいりました。

お客様のお母様の訃報です。

二週間の遠隔サポート中でのお知らせ

恐らくご依頼者である娘さんは私に気負わせまいと、お母様の詳しい病状やお医者さんから告げられた余命宣告も伏せたままにしてくださっていたものと思われます。

なので、まさかこんなに早くその日が訪れるとは思ってもいなくて、しばらくブログで靈氣を語ることもできないくらいショックをうけておりました。

その娘さんから昨日お話しを聞くことができて、ようやくこの件に関して語らせてもらおうと思いました。(病状に関することは書きませんが)

 

お母様がどのように生きて来られてどのように逝かれたのか

果たして靈氣はお役に立つのことができたのか・・・

 

彼女の人生は我慢我慢の人生で

どんなに辛いことがあっても悔しいことがあっても

泣き言や愚痴を言っているのを聞いたことがなかったのだそうです。

その代りに

「ごめんね」「ありがとう」も言った事がなく

なぜなら

「ごめんね」と言う機会がないほど人に迷惑をかけてこなかったし

「ありがとう」を言う機会がないほど人にも頼ってこなかったから

そんな彼女が体調のこともあって4月に靈氣を修得されました。

その日以来、口から出る言葉は愚痴ばかり

毒ついて毒ついて

いつまで続くのかと思うほど、ずっと前のことまで遡っては毒を吐き続け

そして、やがてぴたっとそれが止まり・・・

その代りに

ごめんね

ありがとう

ばかりを言うようになりました。

体の自由が利かなくなって沢山の出来ない事が増えてしまったけど

おかげで一つだけ出来るようになったこと

それは誰かに頼るということ

家族のみんなに頼れるようになって、心からありがとうが言えるようになったのです。

 

それから間もなくお母様は入院され

その時を迎えられたのでした。

 

自分自身の靈氣、娘さんからの靈氣、私の遠隔靈氣

亡くなられる時は、めーいっぱいの靈氣に包まれながら逝かれたそうです。

そのお顔は安堵そのもの、そして改めて「この人はなんて綺麗な人だったんだろう」と思えるくらい綺麗なお顔をしていらっしゃったということでした。

娘さんが母は90歳くらいまで生きるもんだと思ってました。

今まで我慢して生きてきた分、これからは好きな事をめーいっぱい楽しんで過ごしていくもんだと信じていたんです・・・

と話されていました。

私もそう思い込んでおりましたが、そうではなかったのですね。

 

一体靈氣は何をしてくれたの?

65歳は早すぎますよ・・・・

 

でも、靈氣と言えども人の寿命を操作することはできないのでしたね。

分かっていても毎回、そのことを思い知らされます。

人生の濃さは、寿命の長さで測れるものではありません。

靈氣が彼女にしてくれたこと

溜め込んできた一生分の愚痴を体から出してくれたこと

病気までは取り除けなかったけど、痛みという苦しみだけは取り除いてもらえたこと

最後まで病人とは思えない顔のままずっと綺麗でいられたこと

 

靈氣を使っても、残りの人生を謳歌することはできなかったかもしれないけど

彼女にとっては

この世で抱えてしまった負の感情のすべてをあの世に持って行くことなく、この世においていくことができ

自分の大切な人達に、今まで言えなかった一生分のありがとうを言えたことは、人生を謳歌することより価値のあることだったんじゃないかと私は思うのです。

そう選択された彼女に、「成し遂げることができて本当に良かったですね」ってお伝えしたいです。

あらためてご冥福をお祈りいたします。

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