更年期障害と靈氣
直伝靈氣師範のながよしです。
去年後半あたりから更年期障害でお悩みのお客様が続けて来られるようになりました。
私も51歳(^^;)、他人事ではありません。まだ自覚症状はないですが、症状が起きる前に、お客様方を通して「更年期障害と靈氣」を学ばせて頂けている機会を与えられたことは凄くありがたい事だと感謝しております。
今の時代、更年期障害に関してはネットでも詳しく説明してありましたので無知な私にも少しは理解できることができました。
でも実際にそれで苦しんでおられる方の本当の辛さは計り知ることはできないので無力を感じることもしばしばです。
せめて私なりに更年期障害がどんなものかを調べてみようと思いました。
本来は出るはずの女性ホルモンが老化に伴って出なくなると、脳が「おい何しているんだ!ちゃんと今まで通り分泌せんかい!」と刺激物質を増加させて指令してきます。
一方卵巣はいくら刺激を与えてきても「出ないモノは出ないんだってば」って八方塞がりどうすることもできないわけです。
体は体で、指令のための刺激物質によって様々な支障が勃発しパニック状態。
もちろん心も「え、急にどうなっちゃったの?私」って症状の辛さプラス、健康でいられない自分を責めてしまうのです。
そんな状態が実に何年も続く方もおられるわけですから、本当にお辛い事でしょう。
この更年期の症状は、「治る」のではなく「慣れる」ことで終息するようです。
脳がこのままの状態でもいいのだと老化を受け入れて、刺激してこなくなるの待つのです。
体もこの状態の中で順応していくのを待つのです。
待っている間は、少しでも和らげる方法で症状を緩和させたりといろいろ試されるといいと思いですね。
ただ、やってはいけない事があると思うのです。
それは、自分の事を正そうとしないこと。
自己啓発本に書かれていること、前向きになりなさい、感謝しなさいというお話は、更年期障害を抱えておられる女性にとっては天敵なんだと思います。
だって原因はそこではないからです。
本やありがたい言葉は、老化した卵巣に指令する脳の刺激物質と同じなんだから。
出来ないモノは出来ない!
いくらムチを打って自分を戒めたって、それで症状がなくなるわけではないのです。
脳が老化を受け入れるのに時間がかかるように、自分もまた、ムチ打つ手を止めるのには時間がかかるのかもしれません。
更年期に対する靈氣の体験談は全然ないので、どこに効いて来るのは私には分かりません。
でも「効かない」とは決して思っていないのですよ。
いつまでかかるかという事は分からないけど、「靈氣の流れ具合」をみれば、ちゃんと良くなることは分かっていますから(^O^)
どんな順番でどんな風に受け手の方を救ってくれるんだろうという好奇心でいっぱいです。
不謹慎かもしれないけど、気の毒だな~って同情して靈氣を続けさせてもらうより、好奇心いっぱいに、良くなる過程を楽しみに待ちながら靈氣を続けさせてもらった方が、きっと純粋なエネルギーになってくれるのだと思いますから。
靈氣ではすぐに改善することができないお客様が増えられたということは、私もレベルアップの時期なのだと感じています。
大変な症状のお客様を前にして、今まで以上に凄くなろうとするのではなく、今までとなんら変わることなく平常心で同じように靈氣に委ねて素直な気持ちで施術させてもらえたらと思っています。
ということで本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。