心は自分のもの

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直伝靈氣師範のながよしです。

先日半年ぶりのお客様が靈氣と龍神カードを受けに来て下さいました。

去年の春頃まではご主人に車で送ってもらって金沢から一、二ヶ月頻度でラベンダーに通って下さってた靈氣の常連様でした。

そのご主人が急な病を患ってしまいすべてが一変💦

手術前に交わした会話を最後に意思疎通もできない状態で今は近くの施設に入っていらっしゃるのです。

どれだけお辛い時間をすごされたか当事者ではない私は到底想像もつきません。

久しぶりにお会いしても、そう簡単に励ますなんて事もできないですし、本当言葉って見つからないものですね。

せめて彼女が口にされる言葉をしっかり聞かせて頂こうと思いました。

すると彼女は背伸びすることなく率直に辛い胸を内を語って下さいました。

80歳越えてもずっと夫婦でいろんな思い出を作っていける人もいるのに、私はその人達よりも20年も早く夫婦での思い出を作る事ができなくなりました。

正直羨ましいなって思ってしまうんですよ。

主人が寝たきりになっているのに、自分だけ楽しむなんて申し訳なくてどこにも行きたくないと思ってましたし、楽しんではいけないと思ってました。

でも、私の周りの人達がそんな私に真剣に叱ってくれるんですよね。

そう言って、周りの皆さんがかけてくれた言葉で、気を持ち直しながら元気になったり落ち込んだりを繰り返しながらも、体を壊す事なく保ってこれたのだとお話しして下さいました。

しばらく辛い胸の内を話されてると、思い出されたように最近撮り溜めしていたビデオの話をされたのです。

そのお話しに私は胸を打たれました。

『とある映画のある一シーンで、癌でもう助からないと分かっている老人が、延命治療もしないで、翌日の計画を毎日たてて、計画したことを楽しみながら行っている様子をみて、なぜそんな風に生きられのですか?と尋ねたときに老人はこう答えたそうです。

私は、体は病気になってしまいましたが、心は病気じゃないからね。心も病気にしてしまったら人間は本当にダメになってしまうから。

と。(セリフどおりじゃないかもしれませんが)』

そのセリフに彼女は、はっとされられたのだと話して下さいました。

私は主人に今まで、外見ばかりの改善を強く求めていたんです。

少しでも手が動かないか、少しでもできる事が増えないかと必死だったのです。リハビリで頑張っていてももっともっと頑張れって、頑張れとしか声をかけてこなかったんです。

でも主人はもう頑張っていたんだと思います。たとえ手が動かなくても心までは病気になっていなかったんじゃないかと思ったときに、自分の「治って欲しい」という強い思いで主人の心を病気にさせてしまってはいけないと思ったのです。

友人が「自分が元気になって楽しく過ごしているとそれが旦那さんにも伝わってパワーを与えることにもなるんだよ」って言ってくれたことを思い出し、病気もしていない私が心を病気にしてはいけない。私は私の時間を好きに使ってもっと楽しめばいいんだってことに気付いたんです。

そう思えた時に今までの辛かった気持ちがやっと楽になったんです。

と語ってくれたのでした。

思わず私も泣いてしまいました。

周りから言われた言葉じゃなく、彼女自身が気付かれて言われたお言葉だったから私は凄く嬉しかったのです!

自分でもなんでこんな話になってしまったやら不思議です。全然言おうとも思って言った言葉じゃなかったから・・・

とご自身でも驚いていらっしゃいました。

そう思って元気になっても、また別の日には落ち込む日だってきっとあるのかもしれません。

でもきっと大丈夫なんだと思います。

これからも彼女はきっと前に一歩ずつ進んでいけるはずです(#^.^#)

何気に撮っておいた最初から最後まで地味な映画のメインでもないワンシーンの中に、今後の人生に大きく影響を与えるワンフレーズを見つけ出す事ができたのは、彼女が神様に見守られているからだと私は信じていますよ💛

彼女は最後に、龍神さんに、病気になって言葉も話せず、上手く体を動かす事もできなくなったご主人の今の心境を聞いてみたいとカードを引かれました。

こんな体になってもう人生終わりだっていつも思っているんだろうと、今まで奥様は想像していたのだそうですが、カードの結果は・・・

『やっとここまでこれたぞ、成功まであともう少し!』

ご主人様はちっとも卑下していなかった💛

これで私も心置きなく自分の時間を楽しめます!

最後の一押し、頂けたようですね!(^^)!

 

見えるものがすべてではありません。

心の中は、自分のもの。

元気にしてあげるのも、病気にしてしまうのも自分の自由

過酷な状況の中で、どう選択できるのか

ご主人の「成功」の意味に、私は深く思いを馳せるこのごろです(#^.^#)

ということで本日も最後までお付き合い下さりありがとうございました。