何が自分にとってベストな行動か分からなくなったときは

直伝靈氣師範のながよしです。

先日のお客様

今年の春ごろに起きたある事故のトラウマに今も悩まされて普段通りの生活に支障が起きておられます。

そしてそのトラウマにも増して、「まだ元通りにならないの?」と周囲から思われていないかという焦りが日が経てば経つほど出てきてしまい、それが辛いのだと話されていました。

とくにご家族は、本人の辛さは十分に理解されたうえで、一歩でも前進してもらいたくて叱咤激励することもありますから、その気持ちに応えなきゃというプレッシャーのある中、思い通りにいかないもどかしさでご自分を責めておられるようでした。

私も家族に叱咤激励した側の経験も、自分を責めた側の経験もありますので、とてもお辛い気持ちがよく分かりました。

弱っている時は、正しく判断できないこともあるし、そばで見ている家族のアドバイスにも耳を傾けた方がいいのかな・・・

それとも、時間がかかっても無理せず逃げていてもいいのかな・・・

いろんな思いが入り混じって何が正しい行動か分からなくなるのですからとても不安ですよね。

そういう時は誰の意見を聞けばいいのでしょうか・・・。

そういう時は、誰の意見も聞かなくていいと私は思ってます。

もっと言うなら自分の意見もです!

だって自分の心は平気でうそをつくからね。

自分にとって何をするのがベストな選択かを知っているのは自分の本心だけです。

でも、弱っているとなかなか本心が表に出てこないんですよね。

だからその偽りの本心の通りに動いても自分が辛いだけ。

じゃその本心を表に出してくれるものは何?

それが自身の「体」です。

心の嘘を暴くのは自分の体しかありません。

「心」が元気な時は嘘もつかないけど、「体」は元気な時も弱っている時も決して嘘はつきませんね。

何をしていいかわからないときは、何をしたら体は調子がよくなるのか、調子が悪くなるのかをしっかり観察することです。

正しいと分かって行動できればそれにこしたことはありませんが、弱っていてそれが分からない時は、とりあえず行動してみて正しかったかどうかを確認するってこともありなんですよね。

もちろん行動しないっていうのもあり。

すべて耳を傾むけるのは自分の体からのメッセージです。

自分を愛してくれる大切な家族であっても、本人の体以上に本人の為になることを知る事はできないのです。

彼女に、いろいろ行動してみて、体の調子や気分はどうだったのかを尋ねると、やってみると案外平気だったので自信がついた事もあるし、やってみると動悸が酷くなり長引くようになったという事もあったとのこと。

それが今やると良い事とまだやらなくていい事の答えですね。体の声に従って一歩ずつ一歩ずつですね(#^.^#)

ということで本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。